【経験談】強迫性障害とは?

生活

こんにちは!再スタートして1つ目の記事になります。管理人のわこのむです。

再スタートということで、以前投稿した同じ内容の記事を更新するのではなく、一から改良して投稿し直そうとしたのですが、結局以前投稿していた記事のほとんどコピペになっております。
若干見た目と文章が変わったくらいです笑

今回は、私が経験した強迫性障害というもののお話をしたいと思います。

今ではうまく付き合えていますが泣いてしまうくらい辛い時期もありました。

皆さんは強迫性障害について知っていますか?名前も知らない人もいれば、名前は聞いたことあるという方もいると思います。

私が調べた強迫性障害についての情報や体験談をまとめて書いていきたいと思いますので、下記のような方は是非読んでいただければと思います。

こんな方に読んでほしい

・強迫性障害や悩んでいる方や、自分が強迫性障害かも?と思っている方

・身近に強迫性障害で悩んでいる人がいる方

・強迫性障害の体験談が聞きたい方

 

この記事を読んでわかること

・強迫性障害とは何か

・具体的にどんな症状が表れるのか

・強迫性障害による不安と行動の負のループについて

という訳で強迫性障害がどのようなものなのかについてお話していこうかと思います。

この記事はあくまで医学素人の私が経験者として体験談やネットなどで得た情報を元に書いています。よってこの記事の内容が全て正確な情報である保証はできません。
正しい知識や症状などについては心療内科や精神科等などで確認をお願いいたします。

 

スポンサーリンク

強迫性障害とは

まずそもそも強迫性障害とはどんなものなの解説していきます。
私はただの一経験者で精神科の先生ではないので完璧に正しい解説はできませんのでそこはご了承ください。

強迫性障害の主な症状はなにかの強迫観念に囚われてしまうことです。

強迫観念とは何ぞやって言いますと、「そんなわけない」と思っているような内容が頭から離れないというような感じです。

私の説明がわかりにくいと思うので例を挙げます。

皆さんは外から家に帰ったら手を洗うと思います。
ですが、手を洗ったのにも関わらずまた手を洗っている人がいたら「なんで?」と思うはずです。                                                                         
強迫性障害によってこのような行動をとってしまう場合、この人の頭の中では「手が汚れているかも…」という思考が止まらないのです。

ただの潔癖じゃんと言われれば確かにそうなのですが、ただの性格の場合と強迫性障害による行動である場合では本人の心境がかなり違うのではないかと思います。

他の例としては、家を出る前にガスの元栓閉めたかとかエアコン消したかとか確認することは誰にでもありますが、せいぜい数回の確認が限度でしょう。
しかし、この強迫観念に囚われている人はこのくらいではありません。
4、5度ならずそれ以上、ひどい人では何度も確認したうえで、引き返すような距離ではないのに帰ってきて再度確認する人もいます。
私も車で20分ぐらい走ったところで鍵を閉めたのか気になりだし一旦帰宅したことが何度もあります。

強迫性障害とはこのように一般的にする行動を「ほんとに確認できたか?」「ほんとに手の汚れ落ちてる?」と言ったような思考が止まらない状態です。

ここまで聞いて皆さんは「ただの心配性では?」と思った方もいるでしょう。
これがこの強迫性障害の難しいところで、行為自体は誰でもすることなのです。

ガスやエアコンの確認も手を洗うのも誰もがする行為なのですが、それが本人の意思ではなく先ほどの強迫観念「やらなければ」「本当に大丈夫か?」という考えから引き起こされるものだということが重要です。

あとは、その頻度や行為に要する時間も重要です。
生活に支障が出ないレベルであればただの心配性で済むかもしれませんが予定の時間を過ぎても家を出られなかったり、明らかに行き過ぎた行為であれば問題となります。

説明下手なため長くなってしまいましたが、強迫性障害とは本人の意思に関係なく「本当の本当に確認できているか?」などの考えが止まらず、強迫的に何かの行為をしてしまう、その考えから抜け出せなくってしまうというものなのです。

・強迫性障害とは強迫観念に支配されてしまうこと

 

具体的にどんな症状が?

先程の具体例でも少し挙げましたが具体的にはどんな症状があるのでしょうか?

私が自分が強迫性障害かも?と思ったときに調べたのですが主に3種類の症状があるようです。

それが以下になります。

・汚染恐怖

・加害恐怖

・強すぎるこだわり

 

汚染恐怖

汚染恐怖とは、先ほどの例で挙げたように「汚れてるかもだから手を洗わないと…」とか「消毒しないと…」などの強迫観念が襲ってくることです。
ただの潔癖との差がわかりにくく、境界線が難しいところでもあります。

ただの潔癖と思われている人の中には自分では認識できず強迫性障害になっている人もいるかもしれませんね。

私はこの汚染恐怖は感じたことがないので詳しいことは正直わかりません。

 

加害恐怖

強迫性障害と言えばこの症状の人が多いのかなと個人的には思います。私もこの加害恐怖が顕著に現れました。

この加害恐怖は「自分は他人に被害を加えていないだろうか?」という思考が止まらないという感じです。
ネットでよく見かけるのは車の運転時にこの加害恐怖を感じるというものです。

私が自分の強迫性障害に気付いたのはこの症状が顕著に表れたときでした。

走り慣れた道や少しぼーっと運転しているときにふと、「誰かにぶつかっていないだろうか?誰かを轢いたりしていないだろうか?」という思考が湧いてくるのです。
「いや、そんなわけないじゃん。もしぶつかったりしてたら音とか衝撃があるから気付くでしょ笑」と多くの人は考えますが、強迫性障害の人はそうはいきません。
自分が気づかなかっただけで人を轢いたのでは?という考えが拭えず、走ってきた道を引き返して確認する人も少なくないそうです。

私も何度車で走った道を往復したかわかりません笑。
その時間だけでこれまで数日分ぐらいの時間は使ってるかもしれません。

症状は車に限らず、自転車の運転中、歩いているときにも起こることがあります。
例えば普通の人は特に意識せず赤信号で止まり、青信号になれば進むと思うのですがその無意識のうちに赤信号で渡ろうとして事故を引き起こしてないか不安になったりするのです。

そういうこともあって私は歩いているときに定期的に後ろを振り返る癖がついてしまいました。

他にも普段の会話の中で相手への言動で傷つけていないか異常に気になったりしました。
これに関しても誰もが少しは考えることではありますが、異常に、というのが重要です。

 

強すぎるこだわり

もう1つ紹介するよく挙げられていた症状として、すごくこだわってしまうという症状です。

汚染恐怖や加害恐怖のように名称があるのかもしれませんが、今回は強すぎるこだわりと呼ばせていただきます。

これも加害恐怖ほどではありませんが、私が悩まされた症状の一つです。

潔癖と同じで性格の問題と思われてもおかしくない症状ですが、やはり病的にこだわってしまうというのがポイントです。

例を挙げるとすると、ある物の向きが特定の方向じゃないと気に入らない、右手で何度も触ったからちょっとだけ左手でも触っておこうなどの強迫観念に襲われます。

この例えについては何のことかさっぱりという方も多いと思いますが、ジンクスや左右対称などに以上にこだわったりしてしまうといった者です。

私も、部屋のカギを閉めたりする際に右手で閉めないと…という思考が止まらず、左手で閉めた鍵をわざわざ開けて右手でカギをかけ直したりしていました。

 

症状まとめ

よくネットでみるのは以上のような症状になります。
汚染恐怖については経験がないのでさらっと流しましたが、ネットで調べればもっと詳しく、いろんなパターンのものが見つかると思います。

強迫性障害だけでなく精神的なものすべてに共通することですが、この症状があるから強迫性障害であるという明確なものはなく、程度や人によるということを理解しておいた方がいいと思います。

こんな記事を書いておいてなんですが、心療内科や精神科のある病院などのホームページで解説が載っていたりするのでそちらを見てみた方が確実かと思います。

・汚染恐怖→「汚れているかも…」というような強迫観念に襲われる

・加害恐怖→「誰かに危害をくわえてしまったかも…」というような強迫観念に襲われる

・強すぎるこだわり→物の向きや方向、触る回数などを異常に気にしてしまう

 

強迫性障害の不安と行動の負のループ

ここまで読んでくださった方は理解されていると思いますが、強迫性障害は自分の意思とは関係なく湧き出てくる思考に逆らえず確認などの行動に移ってしまいます。

この行動は強迫行為確認行為儀式行為と呼ばれています。

手が汚れてしまったという汚染恐怖を解消するために手を洗ったり、誰かにぶつかったかもという加害恐怖を楽にするために確認しに行ったり、人によっては右手で触ったけどなんか気持ち悪いから左手でも触っておこうという感じで行動します。

実はこの行為が強迫性障害を悪化させる主な要因になるそうです。

これらの行為は不安などからくるのですが、この強迫行為・儀式行為を行うと一時的にとても安心してしまいます。
しかし、この行動をしないと不安が大きくなるようになってどんどん症状は悪化していくようです。

楽になるための行動がさらに自分を追い込んでいるというその状況は何かに依存している人ととても良く似ています。

しかし、湧き出てくる「人に加害してしまったかも…」「手がひどく汚れているから洗わないと…」といった思考もまた止めることができないため最後には強迫行為・儀式行為をしてしまいまた不安な思考が湧き出たときにさらに行動がやめられなくなるという悪循環が起き悪化していきます。

私の場合は車の運転中に加害恐怖に襲われ、悪化して歩くときにも不安になるようになった…という感じでした。

そして、この強迫性障害の厄介なところは他の精神疾患も併発することがあるということです。

経験者に言わせれば、強迫性障害と付き合っていると本当に疲れます。上で紹介したように時間・精神・体力など多くのものが削られていきます。

その時、精神的に追い込まれていき鬱などが併発したりすることもあるそうです。

不幸中の幸いで私は他の精神疾患を引き起こすほど重症化しませんでした。

・強迫行為・儀式行為⇔強迫観念の負の連鎖になる

・他の精神疾患が併発することもある

 

最後に

今回は強迫性障害について説明してきました。

私の調べた知識と経験で書いたので間違っていることもあるかもしれませんが、強迫性障害が辛いものだということは間違いないと思います。

今回の記事では強迫性障害がどういったものなのか経験者の目線で書きましたが今後も強迫性障害の治療や対策、原因などについて体験談を書いていこうと思います。

全てを一記事にするにはちょっと長くなりそうだったので今回はここまでとさせていただきます。

こちらもいつか記事で触れようと思っているのですが、私が強迫性障害で悩んでいるときに読んで気持ちが随分と楽になった本のリンクを下に貼っておきます。

私が強迫性障害の症状が出始めてからこの記事を書いている時までで、およそ6年経っていますが今でも通院して薬をもらっています。
最初の1年以外は思い悩むほど症状は酷くはないですが、やはりこの記事を書いている現在でも多少の生活しづらさは感じています。

その生きづらさを知っているからこそ、私の記事が少しでも強迫性障害で悩んでいる方の助けになればと思います。

では、また別の記事でお会いしましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました